君は舟 臣は水
志道広良(しじ ひろよし) 戦国武将・毛利家家臣 応仁元年(1467年)~弘治3年(1557年)7月1日
志道広良は元就に信頼された重鎮で、元就の子、隆元への教えとして伝わっている。
「家臣は水であり、その水が無いと船である君主は浮かばない」
社員・スタッフの支えがあってこそ会社やチームリーダーが上に立っていられるというたとえである。
またこの言葉には続きがあって、
水 能く(よく) 舟を覆す
また水は簡単に船をひっくり返す。だからこそ君臣の関係は大切にしなければならない。
確かに毛利元就は若いころの跡目争いを経験している事から、臣下への気遣いエピソードが多く、この元就イズムを伝承する金言と言えよう。