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合戦の勝敗は何も大軍小軍によつて決せらるるものではない。

      2016/05/30

合戦の勝敗は何も大軍小軍によつて決せらるるものではない。

楠正成 生誕:不明 
太平記 巻第六 楠天王寺に出張りの事附隅田高橋竝宇都宮が事(1332年5月~7月頃)

 河内国を中心にゲリラ戦で幕府軍に対抗していた楠正成は、徐々に軍勢を500余騎、700余騎と徐々に増やしていった。この知らせに驚いた京都六波羅探題(幕府軍)は5000騎を派遣したものの、少勢と侮って攻め掛けた楠軍に逆撃を被り敗退する。六波羅は鎌倉から援軍で派遣されていた宇都宮治部大輔に相談すると、宇都宮は楠討伐を引き受けた。最初は14、5騎の勢力の宇都宮軍であったが行軍中に500余騎まで成長した。
 この知らせを受け河内国の和田孫三郎は、楠正成に「たとへ宇都宮がどれ程の武勇の達人であつても、少勢で大した事はありますまい、今夜逆襲をして打ち破りましょう」と進言した。
 しかし楠正成は「合戦の勝敗は何も大軍小軍によつて決せらるるものではない。大軍が撃破された直後に、少勢で攻めかかるという事は宇都宮は決死の覚悟で来るだろう。そうなれば味方にも被害がでる。幕府との戦いは次の戦い一戦のみで決するものではない。次の戦いで味方が討たれたら、後の戦いで力を合わせて戦えない。」
と交戦を避け、一計を案じた。
 まず一旦陣を退き宇都宮に手柄を立てさせる。案の定宇都宮は六波羅に楠を追い払ったと報告した。その後楠は近隣の野武士を集めて夜な夜な何万という篝火を炊かせ、日に日に宇都宮軍の近くにせまらせた。これに対し油断なく警戒した宇都宮軍は疲弊し士気が低下、ついに7月27日に京に撤退したのを見て楠軍は陣地の再占領に成功した。
 結果として宇都宮が1勝、楠の1勝ではあるが最終的に陣地は楠が確保した上で一兵も損なわなかった。初戦の戦功で武士の面目を立てさせたことで、相手に撤退の選択肢を与えるという心理的な駆け引きも見事という他ない。

良将は戦わずして勝つという逸話

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