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藤田田「身を粉にするな、頭を粉にせよ。最悪のあとには必ず最善がある。…」

      2014/11/07

身を粉にするな、頭を粉にせよ。最悪のあとには必ず最善がある。いかなる苦境にも屈しない強さを身につけていれば、おのずと道は開ける。

~藤田 田~
日本マクドナルド創業者

「最悪の中でも諦めなければ、いずれ自然と良い方向に向かう。」というように字面の表面をなぞって捉えられる事が多いようですが、少し掘り下げてみたいと思います。

ロスチャイルドに代表されるように、ユダヤ人は世界経済の頂点に立ち、経済社会を意のままに牛耳っている。経済だけでなく、政治や文化のジャンルでも彼らの力は大きい。当然ユダヤ人に対する反目も強い。しかし、五千年の歴史を持つ彼らの生き方の前では、ほかの民族はまったく歯が立たないのである。

藤田 田:5千年生き延びた民族の知恵

これは藤田田が1972年出した「ユダヤの商法」という本の一部です。藤田は日本の商慣習に囚われず、欧米を中心にワールドワイドに活躍するユダヤ人たちの商法を研究していました。

 かつて「景気循環説」という経済学説がありました。今は景気が悪くても、いつか必ず反転し景気がよくなる。または景気が一定の期間でサイクルを繰り返していくという考え方で、少なくとも1980年代まではそうした景気循環説を踏まえて需要と価格の関係を分析したプライシング戦略や在庫戦略する企業が多かったのですが、実はこれ、ユダヤ人達の「景気は循環する」という概念の上に立っている説でもあるのです。また日本での火付け役こそが藤田田その人だったわけです。

そのあたりを踏まえて考えると、この言葉はおそらく景気循環説の事を差して言っていると思われます。
「商売というのはいい時期もあれば悪い時期もある。最悪の時期を死なずに耐えきる事さえができれば必ず景気が上向き生き延びる事ができる。」つまりは辛抱強く続ける事の重要さを説いた言葉ではないかと思われます。

結局1周廻っても、だいたい同じところに辿りつきましたね。

エピソード

しかし皮肉にも90年代に入ると次第にこの「景気循環説」は影を潜めていきます。日本はバブル崩壊後いわゆる「失われた10年」あるいは「失われた20年」という待てども待てども景気が回復しない低成長時代に突入し、デフレ時代へと突入します。

政治が消費の拡大に全く無能である以上、われわれは自己防衛せざるを得ない。景気循環説は通用しない時代に入っているようだ。

藤田田:景気循環説が通用しない時代に入った

時代の変化にいち早く気づいた藤田はかつて自分が煽った景気循環説にこだわらず、デフレ時代にマッチした低価格拡大路線を推し進め、飲食業で初の1000億円企業へと導きました。ここで冒頭の「身を粉にするな、頭を粉にせよ。最悪のあとには必ず最善がある。いかなる苦境にも屈しない強さを身につけていれば、おのずと道は開ける。」という言葉を持ち出してみたらどうでしょう?

どんな環境にあろうとも売上を伸ばすのが商人の知恵であり、才覚である。売り上げの低迷を世の中や政治のせいにするのは、己の知恵のなさや勉強不足を露呈しているに過ぎない。現にマクドナルドは年に20%の売り上げの伸びを示し、外食産業初の年商一千億円を達成しているのである。

藤田田:売上不足を不況のせいにする経営者は無能

の言葉どおり「最悪」というのは人をふるい落とす状況。頭をフル回転させて「最悪」に対応できる者にはむしろチャンスといったニュアンスに捉える事もできます。

名言・金言は時代を超えて人を惹き付ける力がありますが、その時代背景毎に捉え方は変わります。時としてひとり歩きしている字面からの判断だけでなく、その背景も探ってみると案外違う面がでてきて面白いと思います。

 - 人名【ふ】で始まる, 経済人 ,

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